2018/03/30発行 2018 SPRING掲載記事

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新しいもの、丁寧に

食事と調和するビールタイムとは

 急成長中のダウンタウンブルックリンに約7カ月前にオープンした、醸造所直結レストラン「サーカ・ブリューイング」。目の前のタンクから出来立ての生ビールが出てくるのだから、鮮度では文句のつけようがない。

 常時用意している9種類のオリジナル「生」の中で同店が特に推すのはピルスナー。丁寧に注ぎながらクリーミーな泡を作る。「IPAのような苦いビールの流行はもう終わりだ。これからはピルスナーのような、食事に合う軽い味わいが主流になるよ」と語るは、同店オーナーのダニー・ブリュッケスト氏。

 シェフのショーン・バーネット氏が提唱する料理は、地産地消の食材選びをモットーとし、南北アメリカの伝統的な調理法をリスペクトするスタイル。

 ピルスナーの相方として人気があるのはスズキのグリル。注文が入ると塩で固め、800度のオーブンで12分間焼く、アルゼンチン式の料理。豪快に塩を割って白身をかき出し、グリルした有機野菜といただく。自然な塩味が魚の持ち味を引き出して野趣あふれる一品。

 ステーキタルタルは、ハドソン川上流の特約農場から直送のブラックアンガス牛をフィーチャー。グラスフェッドの有機飼育で肉質は最高級だ。卵や付け合わせの野菜類もニューヨーク州産。シンプルな仕立てなるも食材ごとの味が立ち、太陽と大地の恵みを腹が感じる。

 「その腹に流し込むならこのビール」とダニーがすすめるのがアイリッシュ・レッドエール。見た目よりずっと優しい飲み口で、ビーフの「スタミナ感」を抑制してくれる。他にも5日間熟成したチキンを使ったグリルなど、いずれもビールのつまみにしておくには惜しい、本格料理ばかりだ。

1.色鮮やかな「SteakTartar」には、アイリッシュ・レッドエールを合わせて
2. 「5 Day Aged Chicken」は独特の甘みがポイント
3.醸造タンクを前に飲める、ぜいたくなカウンター。もちろん食事も可能
4.塩固めの魚は仕入れによって異なる

Circa Brewing Co.

TEL
718-858-0055
WEB
http://www.circabrewing.co
MAP
141 Lawrence St. Brooklyn, NY 11201


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