2018/03/30発行 2018 SPRING掲載記事

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貪欲に求める挑戦者

格好つけない方が、おいしく飲める

 かつての工業地帯の退廃的な面影を払拭し、クリエーティブな化学反応が起こるエリアとして認知され始めた、ブルックリン区ゴワナス。同エリアにある「スリーズ・ブリューイング」は自分に正直で、ちょっと変なブルワリーパブだ。

 「ビールが飲めない人でも楽しめる場所に」との思いから、バーカウンターでは厳選したワインやサイダーを用意し、コーヒーは「ナインスストリート・エスプレッソ」が提供。食事だけ食べに来てもよし。客に「ビール愛」を強要しない。

 ビールを愛する3人の共同オーナーが2014年に立ち上げ、ドイツラガーやピルスナーなどを中心に製造。これまでに手掛けた銘柄は150種以上だ。3月の新作、大だるで発酵させたピルスナー「キッキング&スクリーミング」は癖がなく、さらりと飲みやすい。

 キッチン担当は、同じくブルックリンにあるグラスフェッド専門ブッチャー「ザ・ミートフック」。スペシャルメニューの「ザ・ベニシオ・バーガー」は、レアに焼き上げた牛肉100%のパティに鶏レバーのムースを載せた、まるでフランス料理のパテのような濃厚な味わいが特徴。かじった瞬間、口の中にジワっと肉汁が広がる。ちょっと癖のあるラクレットの香りと、ふんだんにのせた刻みパセリの苦味を合わせることで、繊細な味の層が生まれている。

 オーナーの一人、ジョシュア・スタイルマンさんのオススメのペアリングは、ベルギー・ウィートエール「バッドフェイス」。メロンやレモンのほのかな味わいに苦味が生きる。

 背伸びせずに、好きなものを好きな人と囲む。これがゴワヌス流ビールタイムだ。

1.「The Benicio Burger」は一口で豪快にかぶりつきたい。ペアリングはピルスナー「Kicking&Screaming」
2.「HotChickenSandwich」(写真左)や「Pickles」(写真下)なども同店おすすめのメニュー
3.料理はカウンター注文制
4.ビビットな缶のデザインは、親しいデザイナーのインスピレーションにお任せ

Threes Brewing

TEL
718-522-2110
WEB
http://www.threesbrewing.com
MAP
333 Douglass St. Brooklyn, NY 11217


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