2018/01/05発行 2018 WINTER掲載記事

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眼前に広がる大パノラマに乾杯

全面ガラス張りのぜいたく

 ブルックリンのウィリアムズバーグに2016年オープンした「ザ・ウェスト・ベイルホテル」の21階にある「ウェストライト」は、今、ニューヨークで一番新しい絶景バーレストランの一つだ。

 ラウンジ風の椅子席エリアの四方をテラス席が囲む構造だが、従来のペントハウスレストランとは違い、壁が全てガラス張り。椅子席からも360度の景色が見渡せる。しかも夏季にはガラス壁を開け放すので、クルーズ船上にいるかのような爽快感がある。

 ブルックリンやクイーンズの俯瞰(ふかん)にもため息が出るが、アニバーサリーや大事な商談の時は、できればイーストリバー側に席を取りたい。ウィリアムズバーグ橋からクイーンズボロ橋まで、マンハッタンのビル群が絵巻物のように一望できるパノラマはここでしか味わえない。中でも夕暮れ時が最高にロマンチック。

 グラスを傾けるなら女性ミクソロジストのアン・ロビンソンが作るオリジナルカクテル「デロレス・ロワイヤル」がおすすめだ。メキシコ版焼酎メスカルに杏やカヴァ(スペイン産スパークリングワイン)をまとわせた、清濁合体の一品。絶景と口当たりの良さに自然と杯が重なり、気がつけば胸が熱い。

 食事はお酒のお供の小皿料理が中心だが、「バー・プリミ」「ラファイエット」「ザ・ダッチ」などの名店を手掛けるセレブシェフ、アンドリュー・カルメリーニの監修だけに、どれも繊細な味わいだ。キャビアをのせたぜいたくなポテトスキンやナッツ、クミンでエスニックに仕立てた子豚のあばら肉などに舌鼓を打つうちに、いつしか夜のしじまが帳を下ろし、幾千という摩天楼の灯りは星の瞬きのごとく、人々を優しく抱きしめる。

1.マンハッタンの摩天楼を一望できるのは、ブルックリンの高層ビルならではの体験
2.「KUROBUTA Baby Back Ribs」はスパイスがきいた刺激的な一皿
3.「Charred Eggplant Dumpling」はスイートチリソースがアクセント
4.店内はカジュアル過ぎず、堅過ぎずの落ち着いた造り
5.景色を眺めながら味わう「Delores Royale」は格別

Westlight

TEL
718-307-7100
WEB
http://www.westlightnyc.com
MAP
111 N. 12th St. Brooklyn, NY 11249


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