2016/07/29発行 2016 SUMMER号掲載記事

Be Yogi

②「フォーカス」〜職場での リフレッシュと能率アップ

 人間が継続して集中できる時間は平均2時間といわれる。独自のコーポレート・ヨガ・プログラムを企業に提供するポーラ・テュルシさんに、「フォーカス」をテーマに、職場での能率アップのためのポーズを幾つか紹介してもらった。

 真っ先に勧めてくれたのは、「眼球の運動」。「オフィスで長時間コンピューターを見ていると、視神経の疲弊が激しいから」とポーラさん。眼球をゆっくりと時計回りとその逆に、360度回す運動を1日数回行うことで、眼球疲労を予防し、精神的なリフレッシュにもなるという。職場で、数分でもいいのでヨガを取り入れることの利点は計り知れないものがある。

 体は、あえて動かすことでいろいろな部位が刺激され、体液の循環が促される。ここで紹介するポーズは、能率アップと同時に、内臓を刺激することで体調を整える効果も期待できる。

 「コンピューターの手を止め、いすに座ったまま目を閉じて瞑想(めいそう)することで、頭が短い間でも空になり、リフレッシュします」とポーラさん。さらに、深い呼吸をすることで肺を伸縮させ、心臓と周辺筋肉のマッサージにもなるという。

 現代人が意外に無頓着な甲状腺の健康にも、ヨガのポーズは有効だそうだ。コンピューターに向かっていつもうつむいて仕事をしていると、喉にある甲状腺が常に圧迫されてしまうので、休憩時のヨガのポーズでそれを開いてやるのだという。ここで紹介するツリーポーズや、肩の上下運動なども、喉を開放する動きを含む。

 「甲状腺ホルモンのバランスが崩れると、なんとなく調子が悪く、体がだるいといった状態になります。いくらビタミン剤を飲んでも改善しない人など、専門医に診断してもらうことは重要ですが、こうしたヨガのポーズも試してみてください」とポーラさんは言う。

※オフィスでヨガをする時はできれば靴を脱いだ方が良いが、履いたままでもOK。

ヨガ・インストラクター


Be Yogi

Paula Tursiさん

ヨガスタジオ「Reflections Center for ConsciousLiving & Yoga」創設者・代表。ヨガを極める中で、独自の「リフレクションズ・ヨガ」を考案。オフィス向けヨガ講習会も開催している。

Reflections Center for Conscious Living and Yoga
227 E. 24th St. (bet. 2nd & 3rd Aves.)
TEL: 212-974-2288
info@reflectionsyoga.com
www.reflectionsyoga.com

目をぐるりと回転させる

上半身をひねることにより、腰のストレッチになり、内臓を刺激する。まず、椅子の右側に横に座る。右腕が背もたれに付いた状態。体を軽く右方向にひねり、両手を背もたれに置く。息を吐きながら、ひと息ごとに徐々にひねりを深めていく。逆側も同様に。左右両方、それぞれに3~7呼吸続ける。

肩と腕を上下に動かすポーズ

いすに座り、両腕を上げてから肘を曲げて、指先を軽く肩に当てる。その状態で肩をリズミカルに上下する。肩を上げると同時に肘も上げ、息を吸う。肩を下げると同時に肘も下げ、息を吐く。「スー、ハー、スー、ハー」と、鼻と口から勢い良く音を立てる感じで呼吸をする。30秒〜1分続ける。

膝の上に手を置いて瞑想

いすの前端に、腿と背骨が90度になるように座る。膝も90度を保つ。背筋を伸ばし、肩甲骨を少し寄せる(肩甲骨の間に真珠を挟む意識で)。手は膝の上。腹式呼吸をゆっくりと。心の中でマントラを唱えるとよい。「オーム」「シャンティ」「カーム」など短い単語ならなんでもよい。

片足で立つツリーポーズ

ヨガの「ツリーポーズ」。最初はいすに手を置いて支えながら片足で立ち、もう一方の足を足首かふくらはぎ(上級者は足の付け根)に当てる。目は開けて、どこか1点に視点を集中させバランスを取る。肩は下げる。両手を胸の前で合わせる(上級者は両手を上げる)。

1分動画


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