2017/06/30発行 2017 SUMMER号掲載記事


vol. 3 ●アディダス&ナイキ

体験するストアが新しい

 ニューヨークはショッピングの街。ハイブランドはもちろん、ありとあらゆるものを買える楽しさがある。今回は、昨年オープンしたばかりの「adidas Brand Flagship Store」と「Nike Soho」をピックアップ。オンラインショッピングでは味わえない、「体験できる」買い物の魅力を紹介する。

     □ □ □

 近年、男女共に、スポーツウエアを取り入れたファッションが人気で、足元はスニーカーというスタイルが定番。中でもアディダスのスニーカー、「スタンスミス」「スーパースター」といったオリジナルシリーズは、男女問わずファッションのマストアイテムとなっている。

 ブームが続く中、ブランド旗艦店として昨年末、マンハッタンの真ん中にオープンしたのが「adidasBrand Flagship Store」だ。地上3階、地下1階で、アディダスの店舗として世界最大の売り場面積4万5000スクエアフィートを誇る。1階の入り口正面は、これから試合をしにフィールドに向かう、スタジアムの通路のような趣きだ。各階は男性、女性ものの他に競技別に商品が分類がされている。

 この店舗の大きな特徴は、ただ単に商品の試着や試し履きができるだけでなく、地下の「TheTurf」と2階の「The Track」という、フィールドやトラックを模したスペースを使い、購入前の商品を身に着けたり、履いたりして競技やランニングにトライできること。ランニングに関しては、専用機器を使い、走り方に合ったタイプの靴選びもしてくれる。

 そして3階には、もちろんオリジナルシリーズのスニーカーがずらりと並んでいる。

 天井や壁には金網などを配し、1階から2階へ登る階段の踊り場には、ブリーチャー席がしつらえてあり、店全体がサッカースタジムのような様相。店内を回っているだけで、まるでスポーツ観戦をしに来たように、わくわくさせられる。時間を忘れてアディダスを満喫できる空間だ。

     □ □ □

 昨年11月にオープンしたナイキの新店舗、「NikeSoho」は、ソーホーの中心にあり、各国からの観光客で混雑している。

 こちらは、近未来的なイメージの内装が特徴。地上5階で売り場面積は5万5000スクエアフィート。

 他の店舗と違うのが、こちらも購入前に商品を試し履きしてアクティビティーを行えること。例えば「バスケットボール・ジョーダン」と銘打った5階のフロアには、バスケのハーフコートまで用意されていて、商品の履き心地を試しながらダンクシュートを決めることもできる。ランニングトライアルゾーンではテクノロジーを駆使して個々に合ったタイプのランニングシューズの選定をしてくれる。。

 何でもオンラインで購入できる時代だが、世界をけん引する2大ブランドが、品物を直に手に取り、「体験する」ことを最新のトレンドとして打ち出しているのが面白い。

体験型が新しい!
二つのスポーツ用品ブランドの新店舗
565 5th Ave. (bet. 46th &47th Sts.) www.adidas.com/us
5番街にできたアディダスの旗艦店、「adidas BrandFlagship Store」。世界中のアディダスショップの中でも床面積は世界最大
3階には、「アディダス・オリジナル」のスニーカーが並ぶ。「Miadidas Studio」では、人気モデルの素材や色をカスタマイズできる。ちなみに自宅のパソコンからも注文できるが、ここには実際に使われる素材のサンプルが置かれているので、手にとって選ぶことができる
サッカースタジアムをイメージして作られた内装。中2階には、ブリーチャー席がしつらえてあり、アディダス創業者のアドルフ・ダスラーが座っている
All Photo by adidas

529 Broadway (bet. Spring & Prince Sts.) www.nike.com/us/en_us/retail/en/nike-soho
ソーホーに登場した、「NikeSoho」は、市内にある他のナイキの店舗とは違い、購入前にシューズを試し履きし、実際の競技やアクティビティーにトライできるのが特徴

5階の「バスケットボール・ジョーダン」フロアにあるハーフコート。訪れた日は、子供も大人もバスケットシューズを試し履きしながら、ゴールに向かってシュートを放っていた
地上5階の「Nike Soho」は、基本的にはシューズを中心とした商品を展開。各競技のシューズを各階ごとに置いている
All Photo by Nike

1分動画


利用規約に同意します